家族構成別に、どの新電力会社が最も電気代を抑えられるのか実際に計算してみたわよ。
2~6人家族の方々に1ヵ月分の電力明細書を借りて、燃料調整費や割引分は考えずに電気代を出したわ。
家族構成 | 現在の 契約会社 |
アンペア数 /使用料 |
節約金額(月/年) | 電気代が最も安くなった 新電力会社 |
---|---|---|---|---|
2人暮らしの ミズキさん |
TEPCO | 30A /419kWh |
971円 /11,652円 |
|
3人家族の カズさん |
auでんき | 30A /386.9kWh |
896円 /10,752円 |
|
4人家族の マイさん |
東京ガス | 40A /523kWh |
927円 /11,124円 |
|
5人家族の カドクラさん |
TEPCO | 30A /631kWh |
2,427円 /28,124円 |
表の見方はわかるかしら?
例えば2人暮らしのミズキさんは、現在「TEPCO」と契約しているけど、計算した結果、ミズキさんの1ヵ月の電力使用量なら「サニックスでんき」が一番電気代が抑えられるわ。
サニックスでんきに電力会社を切り替えると、ひと月で約971円の節約になるの。年間だと、約11,652円もお得ってことがわかるわね!
自分の家の電力使用量に合わせてお得な新電力会社を知りたいという人は、電力使用量ごとに電気代が最も安くなる新電力会社をまとめたマップを参考にしてちょうだい。
電気代が高い…と気になっている8名が、普段どのような生活を送っているのか、“電気との付き合い方”を中心にライフスタイルをチェックしてみたわ。
最終的に、どの新電力会社が各家庭に合っているのかを導き出して上の表にまとめているけど、どうせなら結果までのプロセスも見てみたいわよね。
各家庭に、どうしてその電力会社と契約しているのか、どのような電気の使い方をしているのか、そして今後新電力会社に切替えようと思うかなど、詳しく聞いてみたわ。
あなたの新電力会社選びの参考になれば幸いね。
新電力会社への切り替えに悩む8人の電力レポート
自分の電気の使い方を振り返って、ライフスタイルに合った料金プランがある新電力会社を選ぶといいわ。
会社によっては契約年数の縛りや、違約金を取られることもあるから、損をしないために解約方法についてもしっかり確認しておいてね。
ほとんどの新電力会社がネットでの申し込みを受け付けているから、電気の検針票を元に「契約名義」「お客様番号(契約番号)」「供給地点番号」など、必要情報を入力していきましょう。
契約中の電力会社の解約だけど、切り替え先の新電力会社が一括して手続きを行ってくれるから、特にしなければいけないことはないわ。
申し込み内容に不備がなく、無事に受理されれば、電気の使用開始日(供給開始日)がメールなどで通知されるはず。
電力会社を切り替えるのが初めてなら、自宅の電力メーターが「スマートメーター」かどうかを確認しておいた方がいいわよ。そうしないと、新電力会社への切り替えができないの。
もし設置されていないなら、交換工事をしなくちゃいけないわ。「えー?面倒くさいっ」と思うかもしれないけど、安心してね。
スマートメーターの設置作業は、住んでいるエリアの大手電力会社がやってくれるから。工事費は無料だし、ほとんどの場合は立ち合いの必要もないわ。
停電の心配もなく、こちら側が何かしなくちゃいけないってことはないの。
スマートメーターの交換を無事に終わらせて、特にトラブルもなく使用開始日を迎えれば、新電力会社に切り替わるわ。
今後もし、別の新電力会社に切り替えたいと思った場合も、手順は変わりナシ。とっても簡単でしょ。 この際、新電力会社に切替えることも検討してみてね。
A(アンペア)は、電流の強さを表す単位のこと。契約するアンペアの大きさによって基本料金が異なる、「アンペア制」を採用している電力会社がほとんどよ。
アンペア制では、10A・15A・20A・30A・40A・50A・60Aの7段階を設定していて、契約アンペア数が大きくなると、一度に使える電気量が増えるけど、基本料金も高くなるわ。
逆に、契約しているアンペア以上の電気を使ってしまった場合に、ブレーカーが落ちてしまうの。
例えば、20Aで契約して、テレビを見ながらドライヤーをかけて、電子レンジを回したらそれだけで約31A使っていることになるわ。上の図を参考にしてね。
快適な生活を送るためにも、あなたの電気の使い方に見合ったアンペアを契約しなければならないのよ。
目安としては、「一年のうち最も電気を使用する季節」の「一日で最も電気を使用する時間帯」を中心に考えるといいわ。
W(ワット)を理解すると、電化製品の電気代の計算式がわかるわよ。
ワットは、単位時間に電流がする仕事…つまり、消費電力のことを指すの。
アンペアとボルトをかけた数字がワットよ。
W=VxAワットに使った時間をかけると、電気の量「Wh(ワットアワー)」に変換できるわ。
消費電力から電気代を算出するには、「消費電力×使用日数×使用時間×電気料金」という公式を使うの。
例えば、500Wの家電製品を30日、1日3時間使用する場合、1kWhが25円の地域に住んでいるならば、
消費電力500×使用日数30×使用時間3×電気料25円=1,250円という金額がでるの。
この公式を使いつつ、1年や1日の間に電力消費量がどのように変化しているのか、そして、どの家電がどれくらいの割合を占めているのかを知ることで、電気代を上手に節電できるわよ。
一般的に、春・秋は冷暖房が必要ないから、朝7時から電力使用量が増えて、昼間は電力使用量が少し落ち着くわ。夕食の時間帯~23時頃までが、1日で最も電力を消費する時間帯なの。
夏場は春・秋と比べて10%、冬場は35%ほど、多くの電力を消費するわ。エアコンのような、冷暖房にかかわる家電を使用する頻度が増えるからよ。
アンペアやワットといった電力のことを理解すると、電化製品の使い方や契約内容にも目を向けられるようになるわ。
ペットは癒しを与えてくれる存在だけど、やっぱり電気代について気になっちゃうわよね。
一般的に、ペットがいる家庭では、梅雨や夏場に冷房を一日中使ったり、暖房をフル稼働させたりと、どうしても光熱費がかさんでしまうの。
私、理科子も愛猫のでんでんと暮らしはじめてから、電気代が大きく変化したわ。
当然ながら、夏場は冷房を設定温度30~31度(猫は比較的暑さに強いから、これくらいで大丈夫)でつけっぱなし。
そうすると、エアコン不要の季節なら電気代は2,000円台で済むけど、夏場は6,000円台になることもあるの。
冬はエアコンを消して、でんでんに向けて電気ストーブをつけっぱなしにしていたら、電気代が12,000円と一気に跳ね上がったわ!
対策として、夏はエアコンの空調効果を高めるために遮光・遮熱カーテンを使ったり、凍らせたペットボトルをタオルに包んだり。
真冬は、でんでんお気に入りの場所にペット用のヒーターを置いて局所暖房を導入したのよ。それでも電気代が2倍になってしまったの。
私の体験談からわかるように、ペットを飼うと電気代はとてもかかるわ。でもそれ以上に、ペットが飼い主に与えてくれるものはたくさんあるはず。
ペットを飼おうかなと思っている人は、電気を沢山使っても電気代を抑えられる新電力会社を探してみると良いわね。
実際に、ペットを飼っているケイさんの体験談をまとめているから、参考にしてほしいわ。